劇団四季創立45周年記念公演
「キャッツ」in 福岡シティ劇場
主催:劇団四季、RKB毎日放送
後援:福岡市、福岡県
協賛:九州電力、福岡シティ銀行、NTTドコモ九州、日本生命
協力:JR九州、西日本鉄道、日本航空
1998年7月26日(日) 16:30開演
福岡シティ劇場 1階H列19番
グリザベラ:金 志賢 オールドデュトロノミー:石井 健三
ジェリーロラム=グリドルボーン:濱田 めぐみ アスパラガス=グロウルタイガー/
ジェニエニドッツ:服部 良子 バストファジョーンズ:村 俊英
ランペルティーザ:松永 さち代 マンカストラップ:芝 清道
ディミータ:小野 佳寿子 ラムタムタガー:沢木 順
ボンバルリーナ:林下 友美 ミストフェリーズ:加藤 敬二
シラバブ:井上 ちえ マンゴジェリー:吉田 潔
タントミール:滝沢 由佳 スキンブルシャンクス:坂元 健児
ジェミマ:春原 一恵 コリコパット:羽根渕 章洋
ヴィクトリア:坂田 加奈子 ランパスキャット:辻 仁
カッサンドラ:松原 美智子 カーバケッティ:三宅 克典
ギルバート:千葉 浩一
マキャヴィティ:青山 祐司
タンブルブルータス:福井 昌一
夏休み旅行と称して福岡まで遠征してしまった。目当てはもちろん、新生CATSである。
福岡シティ劇場はいいところである。空き時間や終演後も十分楽しめるし、本当に
「シティ劇場」といった匂いがするのが良い。まさに地域に支えられているといった様子
が十分に感じられました。
さて、生まれ変わったCATSはどこが変わったのか。いよいよスタート。
幕が開くと同時にタイヤUFOの下に一匹の猫が。これがタントミール。えっ、昔の
タントミールと全然違う。。。生まれ変わり過ぎだ。海外版では結構目立っている茶色の
スリムなシャム猫が日本にもついに上陸したようである。(ただし、海外ではこのスリム猫
はタントミールじゃないみたいですが。。。)
ラムタムタガーも海外仕様を踏襲して黒くなってしまった。マキャビティの姿にも結構
変化が・・・・。そうやってまず、猫たちの姿のビジュアル的な変化に圧倒された。
これだけではなく、ビジュアル的な面はもっとありますが、やはり猫の変化は大きい。
振りはもちろん、曲の方も変化があったようだった。期待していた大幅な曲の変更
(ランパスキャットのナンバーが入ったり、マンゴジェリーとランプルティーザの別曲)
がなかったのは残念であるが。。。。
セリフの方も若干変化があったようであるが、マンカストラップが歌っていた部分が
ミストフェリーズが歌うなどの分担の変更(?)も見られた。これは、どういう都合なのか
わからない。
作品のスタイルも長年の公演でファミリーミュージカル化しかかっていたのをぐいっと
引っ張り戻したというか、シリアスな猫の物語に近づけたと思います。ダレがなくて
ピシッと引き締まった感じがなんともCATSのコンセプトらしくて良いです。
変更が新鮮なのはもちろん、沢木タガー、坂元スキンブル、濱田ジェリーロラムなど
観たかったキャストにも出会えてそれも新鮮でした。
品川以来(日本では)、久しぶりにCATSの世界に漬かりましたが、新バージョンに
なっても基本的な良さは失わずに懐かしさにも浸ることができました。
賛否両論あると思いますが、今回の変更は「成功」でしょう。
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