ライオンキング JR東日本アートセンター 四季劇場「春」 99年2月27日(土)17:30   (2階H列18番)
 ラフィキ   :青山 弥生         ムファサ  :早川 正  ザズ     :明戸 信吾         スカー   :下村 尊則  ヤング シンバ:海宝 直人         ヤング ナラ:冨田 麻帆  シェンジ   :家本 朋子         バンザイ  :松澤 潤一  エド     :長谷川 輝         ティモン  :中嶋 徹  プンバァ   :小林 アトム        シンバ   :坂元 健児  ナラ     :樋口 麻美         サラビ   :山田 明美  <男性アンサンブル>  遠藤 敏彦、藤原 麻由、松浦 勇治、澤村 明仁、大谷 健、安福 毅、  阿久津 陽一郎、藤川 和彦、平田 郁夫、石野 喜一、雲田 隆弘、  尾張 智、才加志 実、横沢 健司  <女性アンサンブル>  佐藤 夏木、三瀬 七海、坂井 恵、原田 真理、小松 陽子、鈴木 由佳乃、  阿部 幸、朝日 夫美子、石川 ちひろ、川北 美穂子、坂口 美絵、  富岡 香織  2カ月ぶりのライオンキングである。初めて2階席から見下ろしての観劇という  こともあり、初日直後に比べてゆっくりと観ることができた。  サークルオブライフは2階席だと舞台が近い分、客席を歩いている動物の姿が見え  ないのが残念である。しかし、初日レビューにも書いたと思うあの時感じた違和感  (動物の登場間隔や太陽の登り方が早い)が良くなっていて違和感が感じられなく  なってきた。アンケートにまで書いてしまった甲斐があったかも。  1幕2幕通して観客の拍手が少なくなっていたのは残念だった。初日および直後の  観客の拍手はディズニー関係者仕込みだったのかブロードウェイと同じタイミング  の箇所で観客の拍手が起きていたのですが今回は1階の様子はわかりませんが2階  ではほとんどなかったですね。  キャストは下村スカーと坂元シンバが相変わらずパワー全開で思い切り良く場を  引っ張っている感じがした。坂元シンバもものすごく良くなっていて大満足。  樋口ナラはなかなかアフリカ的な野生にあふれているナラであった。シンバが出て  行ってからいろいろな苦労をしてたくましくなった様子をうかがわせた感じが良い。  セリフの変更を1箇所だけ発見した。ムファサが子シンバにサークルオブライフの  仕組みを語るときに「我々は鹿を食べるが・・・」のくだりに「鹿」が出てきたと  思うが全て「レイヨウ」という聞き慣れない動物になっていた。  最後のカーテンコールの曲が長いわけであるがブロードウェイでも初日あたりでも  客が退場する時のBGMも兼ねていたと思うが、客電はつくものの客は退出せず、  本当のカーテンコールの曲になってしまったのですね。そういえばオケの下手の  パーカッションの外人さんがいなくなっていて残念だった。  というわけで、米国版(ブロードウェイ版)を無理にコピーした感じが強かった  初日から少しずつ日本的にこなれてきたなーと思った公演でした。舞台も観客も。
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