オペラ座の怪人 赤阪ミュージカル劇場 28.APL.1999 18:30〜    24列18番   (東京公演通算1000回公演)
The Phantom 今井 清隆 Christine Daae 森岡 純子 Roul 柳瀬 大輔 Carlotta 益満 美江 Monsieur Andre 青山 明   Monsieur Firmin 佐川 守正 Madame Giry 西島 美子   Ubaldo Piangi 半場 俊一郎 Meg Giry 矢野 香苗子   Monsieur Reyer 喜納 兼徳 Monsieur Lefevre 岡本 隆生 Buquet 須郷 裕介 Emsamble 青木 朗、林 和男、孔 大愚、千野 昌保、服部 正、        小林 克人、井上 隆司 三橋 葉子、鍋谷 明、福井 小百合、平野 万里、  亀井 貴美子、河野 仁美、今野 美穂、宮崎 純子、        斉藤 昭子、饗場 絵美、小牧 祥子、野村 奈美子  開演前の「リハーサル見学会」から行きました。  入った時は支配人の部屋のシーンでした。2幕、1幕と支配人のシーンをやって、  イルムートのシーンに入りました。客席には林さんがいてするどく指摘。  久しぶりと思われる益満さんと宝石商役は初めて?と思われる青木さんを中心に  入念なチェックが行われていました。また、本番では出ていない新人と思われる方 (谷くんと呼ばれてた)がヘアドレッサー役に入ったりしていろいろなパターンを  試しているようでした。  一段落ついたら岡本さんが客席に来られ解説などをされて「リハーサル見学会」は  終了しました。  1000回記念日とあってか思ったよりかなり参加人数が多かったです。  劇場入り口に「本日東京公演通算1000回達成」の看板が上に掲げられており、  駐車場には酒屋さんと花屋さんのトラックが横付けされているなど外観からも  お祭り雰囲気が伝わってきました。  しかし、開演してみると、なんとS席の両サイドブロックの後ろ半分がガラ空き  じゃないですか。  今回の収穫は初見の森岡クリスティーヌでした。  「ミュージック オブ ザ ナイト」での怪人の歌に陶酔しきっている様子が  良かったです。その後、屋上のシーンで人殺しだなんだとファントムを卑下しながら  も歌声は心に入り込んでくるのよ云々のセリフ(歌詞)がありますが、これが  説得力あるものになっています。口ではああ言いながらもファントムに惹かれて  いる、この気持ちは何? といった状況が2幕の墓場のシーンにも繋がっている  という一貫性も見えたような気がします。  もう一つは矢野メグとのバランスがいい。以外と子供っぽく見えてしまう矢野メグ  ですが、これが何でオペラ座でバレエをやっているのか目的も見えないという雰囲気  を作ってます。それが、きっと物心つく前から母親(マダム・ジリー)に自分の  意志と関係なく当たり前のようにバレエを教えられて育ち、バレエ以外のことに  興味津々のお年頃という感じがして良いです。クリスティーヌとは境遇が違って  いるからこそ人生的なことも含めて教え教えられる関係というか、親しい間柄に  なっていると思えました。どちらかが妙に貫祿があったり、年上に見えたりしたら  こうはいきません。 さて、「特別カーテンコール」ですが、青山さんの挨拶がありました。  メッセージカードは今井さんからのものでした。それと1000回記念として、  バラの生花を一輪ずついただきました。
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