第一製薬ヒューマンシアター

コーラスライン

四季劇場 秋
        主催:劇団四季  協賛:第一製薬  後援:JR東日本

  オリジナル振付/演出:マイケル・ベネット  作曲:マーヴィン・ハムリッシュ
  作詞:エドワード・クレバン         日本語台本/演出:浅利慶太
  公演期間:1999年11月6日〜2000年3月20日
  上演時間:2時間20分(休憩なし)
  
  観劇日:2000年1月22日 13:00〜 1階10列23番

  ザック :岡本 隆生      ビビ:磯津ひろみ   フランク:玉城 任
  ラリー :山崎 義也   ジュディー:渓 なつき     ロイ:古田 一哉
  ダン  :菊地 正      リチー:羽根渕章洋     トム:萩原 隆匡
  マギー :秋本みな子      アル:高桑 満     ブッチ:池田 勝頼
  マイク :田邉 真也  クリスティン:高橋 智子   ビッキー:中島留美子
  コニー :松永さち代     ヴァル:家本 朋子    ロイス:上村 朋子
  グレッグ:海  将人     マーク:遊佐 真一   トリシア:林 梨惠子
  キャシー:林下 友美     ポール:味方 隆司
  シーラ :島田 羊子    ディアナ:坂本 里咲
  ボビー :栗原 英雄

舞台は舞台、というとややこしいが、いわゆるバックステージもので出演者は俳優を演じるの
である。場面も特に変わることはなく、ずっとステージ(というかオーデション会場)。まぁ、
想像シーンみたいな異空間らしきものがあるようではあるが。。。
舞台を観るのはやはり舞台好きであるので、こういうテーマはもともと興味深いのだろう。
演じる方も力が入るのだろう。本場ブロードウェイでもかなりのロングランをしたらしく、
四季でもミュージカルとしては古い部類に入り何回も再演している。

今回初めて観たわけであるが、ただ淡々とオーデションが進んでいくだけなのにドラマチック
なストーリーが自然に醸し出されているようでいい感じである。主役が特に誰というわけでも
ないところも作り物の物語という感覚を遠ざけ、その分、各キャラクターがうまく設定されて
いるので観客をグッと引き込む。何人か自己紹介しながらの持ち歌があったりして、まさに
これが猫だったらCATSだ。人気があるわけがわかる気がする。各キャラクター一人一人を
細かく見ていこうとするとキャラクターの数だけ観劇する楽しみがあるというものだ。

曲は、スタンダード曲化してCM曲などになったような有名な曲がいろいろあってなじみ易い。
「ワン」ももちろんいいが、最後のフィナーレ曲なので劇中で見ると別格という感じに見える。
「愛した日々に悔いはない」も有名でディアナの持ち歌。もう一つの持ち歌の「ナッシング」
は昨年の「劇団四季ソング アンド ダンス」で堀内敬子が明るく茶目っ気たっぷりに歌った
のが印象的でそれから一番のお気に入り曲である。
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