レ・ミゼラブル
帝国劇場
バルジャン 山口祐一郎 ジャベール 鈴木 綜馬
コゼット 安達 祐実 マリウス 戸井 勝海
エポニーヌ 本田美奈子 ファンティーヌ 鈴木ほのか
テナルディエ 徳井 優 テナルディエの妻 大浦みずき
アンジョルラス 今 拓哉 ガブローシュ 近野 桂介
コゼット(子) 石川 楓 エポニーヌ(子) 利根川鈴華
グランデール 森田 浩平 クールフェラック 高野 絹也 ジョリー 西村 直人
コンブフェール 小鈴まさ記 フイイ 広田 勇司 司教/レーグル 林 アキラ
バベ 乾 あきお ブルジョン 祐木 鎧 プルヴェール 中山 昇
モンパルナス 大須賀ひでき クラクス 井上 一馬
クローン・1 大川 美佳 マテロット 児玉奈々子 ファクトリーgirl 坂口 阿紀
ジベロット 井上 めぐみ マダム 山田ぶんぶん ガミネット・1 木村 聡子
ガミネット・2 山下 美紀 クローン・2 尹 嬉淑
公演日程 2000年12月3日(日)〜2001年2月21日(水)
料金 S席13,500円 A席9,000円 B席4,000円
観劇日 2001年1月5日(金) 13:00〜 1階X列15番
今回の公演のキャスティングはさらに「元劇団四季公演」度が増したが、それを狙っての観劇。
残念ながら堀内敬子コゼットではなかったが、実に山口、鈴木、今と元四季で占めている。ちなみに
堀内敬子も含めてこの四人は同じ事務所に所属(ロックリバー)だから、ほとんど占拠ではないか。
しかし、やっぱり実力がある人たちを見るのはいいもんだ。安心して見られるし、感動度も違う。
この作品の中心となるところのバルジャンとジャベールがこういう歌・演技・外見のバランスの
取れた間柄で物語が進行していくのは見ていて気持ちがいい。多分、元同僚だから気心も知れていて
やりやすい、という事もあるのだろう。もう、何年もやっている公演のようだった。今まで何公演も
やってきた山口バルジャンも年上や歌唱が追いつかない合わないジャベールが多かったが、やっと
ベストパートナーのジャベールに出会えた感じで良い。
他のキャストはやはりコゼットの安達祐実に注目。「オズの魔法使い」とかのミュージカルには出て
たものの、確かに歌的には弱いがイメージ的には良いのではないか。コゼットはまずか弱い女でなけ
ればならない。半分は外見ということもあるので、まぁ、合格点か。
テナルディエの徳井優は、また齊藤晴彦系とか笹野高史系の小ずる賢いタイプのテナルディエを目指
したキャスティングであるが、ミュージカルでは見たことないのでやはり歌が心配だった。しかし、
まぁ、うまくこなしていたと思う。そういう系統のテナルディエを東宝が求めるならナイスなキャス
ティングだと思うし、結果もその期待に充分応えていたと思う。
というわけで今回のキャストは結構楽しめた。堀内コゼットも見てみたかったけど。
|