早大オムニバス2006夏公演
THE MUSIC MAN
新宿区四谷区民ホール
         ハロルド:岡崎大樹   マリアン:斉藤あゆ美
  マーセラス:坪井 祥 ミセス・パルー:野中沙織 ウィンスロップ:五十嵐麻里
   シン市長:佐仲純一   ユーレイリー:森口あゆみ   トミー:吉岡誉広
    ゼニータ:野沢真衣  ジェシー:曽根可奈子  ユーアート:武田一斎
 オリバー:小嶋一史 オーリン:横田真吾   アルマ:仲田早苗 エセル:矢野佑奈
  モード:前山由以子 ミセススクワイヤ:岡本美奈子   アマリリス:斉藤佳野
   グレーシー:加藤摩美  チャーリー:瀬尾貴宏 ロック保安官:妹尾隆一郎

 EMSEMBLE
   大田あゆみ、岡崎由起子、笠松美紀、坂本実里、鈴木淳、渓裕季、戸松裕登、
   三浦志乃、美細津恵、天野ゆりか、新井優子、今野麻子、大柴沙貴子、
   大竹暁子、太田優里、大沼貴幸、岡田大雅、落合佑実、金子麻実、川崎めぐみ、
   木村有美子、小泉千夏、幸島彩子、杉本陽子、世古愛佳、高田奈央子、
   滝爪綾子、竹井陽太郎、田中茉莉絵、長島寛人、長島美加、長藤奈織美、
   中村由佳、萩行千尋、藤岡舞子、藤田悦光、船山美佳、星田悦美、前田智美、
   牧寿太郎、松浦美郷、松川久美子、松本葵、松山めぐみ、三澤里実、三樹美咲、
   村上遥、森結依、山村知香、山本美風、山本大介

     観劇日:2006年6月23日(金) 13:00開演  無料 自由席

大学のミュージカル部(サークル?)の公演。普通のアマチュア劇団はオリジナル作品を
作って上演することが多いが、ここは有名ミュージカルをちゃんとライセンス供給を受け
てやっているというのが興味を惹き観に行った。無料なのもいい。

6年前に観たブロードウェイ版と比べるのもなんだが、思っていたより本格的で良かった。
将来プロを目指している人がどれくらいいるのかわからないが、学生でこのレベルって
すごいと素直に思った。日本のミュージカル界の将来が楽しみ。

装置もなかなかうまく作っている。妥協していない感じ。衣装もおばさん系がいい感じ。
同じ年代が揃う学生サークルで老け役、子役、男役をこなすのは大変だが、衣装やメイク
が最大限効果を発揮していた。ただ男たちのズボンは×。ダボっとしていて足が短く見え、
外人には見えない。ハロルド、マーセラス、チャーリーみたいな背が高い俳優は大丈夫だ
けど。時代的に酪農夫が多かったと思うので作業着風なのは合ってると思うが。

ゼニータ役の人、踊りがピカ一だと思ったらやっぱり振付担当。でも群舞の時はやはり他
の人に合わせるべき。他にも1人2人踊りがウマすぎて目立ってしまう人がいた。
その振付自体はなかなか良くレベルが高い! 集団的群舞で足をふみならすシーンもある
のでタップも入れてもいいかも。

音響は歌の時だけ音量を上げているのか、セリフの途中でいきなり音量が上がるので変。
一部キャストだけピンマイクを付けているようだが、マイクを付けていない人との音量差
も大きい。

歌はさすがにみんな厳しい。セリフの言い方は一部を除き良かった。ミュージカルという
中で言えば、マーセラス役の人が歌、踊り、演技の3拍子でバランス良く健闘していた。

演出で言うと、個人的に見所と思っていた図書館のシーン(マリアンの歌)はさらりと
流れすぎだった。もっといろいろできたのでは?
フットブリッジがカップルのたまり場とかは説明せずにうまく観客に伝わっている。
楽団が行進してくるところは、それぞれ楽器は持っていたがトロンボーンがないのはどう
かな? アンサンブルダンサーが振りでやっていたのでまぁ、そういう演出なのか。

出演者は73人いるらしいが、演目的には76人いたらちょうど良かったのになぁ。




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