ディズニー・チャンネルプレゼンツ
ハイスクール・ミュージカル
青山劇場
     音楽:デービッド・ローレンス    脚本:ピーター・バルソッキーニ    オリジナル演出:ジェフ・カルフーン   オリジナル振付:リサ・ステーヴンス   日本版翻訳・訳詞・演出:菅野こうめい   振付リクリエイト:ウェンディー・カリオ     美術:島川とおる  照明:塚本 悟  衣装:水野裕介  メイク:田中エミ   特別協賛:ディズニー・チャンネル  主催(東京公演)・企画・製作:フジテレビジョン  トロイ・ボルトン:小山慶一郎(NEWS)     ガブリエラ・モンテス:玉置成実  シャーペイ・エヴァンス:長谷部優(元dream)  ライアン・エヴァンス:植木 豪(PaniCrew)  チャド・ダンフォース:山崎裕太       テイラー・マッカーシー:シュー(元S.E.S)  ダーバス先生:松金よね子           ジャック・ボルトン:速水けんたろう  ケルシー・ニールソン:本田有花       ジャック・スコット:西原 純  ジーク・ベイラー:小林遼介          マーサ・コックス:谷口ゆうな     池田愛、宇野まり絵、河野悠里、小山菜穂、原田京、柳橋さやか、山崎菜摘、     伊藤勇太、大沼遼平、加藤貴彦、下道純一、土倉有貴、虎尾信弘、羽山隆次            公演日程(東京公演)  2007.6/12(火)〜6/28(木)       席種・料金 SS¥11,000 S¥10 ,000 A¥8,500(税込・全席指定)      2007年 6月20日 18時30分開演  2F C列15番(SS席) 元はディズニーチャンネル(テレビ)向けに製作されたオリジナルムービー。確かに数年前に アメリカのCDショップでサントラがミュージカルコーナーに並んでおり、試聴したことがある。 アメリカでは大人気だそうで、テレビの枠を飛び出して舞台化(主に各学校を回るツアー)され、 テレビでは第2弾、そして映画化の話まであるという。日本でもディズニーチャンネルが見れる 家庭やDVDなどで火が付きファンも多いらしい。そして今回の舞台版の翻訳上演である。 登場人物は主役、ヒロイン、ライバル、親友とありきたりの構図だが各キャラクターがしっかり しており、ストーリーは単純で、王道のミュージカルとしてはなかなか良かった。若者パワーを 前面に押し出す作品はこのように単純明快な方が何も考えずスッキリ観れていい。 フットルース、FAME、RENT、ヘアスプレーなど若者系ミュージカルを踏襲しているし。 サッカーのビューティフルゲーム、バスケのハイスクールミュージカルとスポーツ系2大ミュー ジカルとしても歴史に残る(?)だろう。しかもバックステージものでもあるし。 でも無理がある設定も、、。パソコンで学校停電させるって・・・。科学部だからできるのか? 最後に無理やりカップルができてしまうのも王道らしい。 フットルース、FAME、ウエスト・サイド・ストーリー、ビューティフル・ゲームなどの若者 中心の青春ミュージカルの翻訳上演と言えば最近のトレンドはジャニーズタレントが主役。 NEWSのメンバーなんて1人以外は知らないので、正直初めて見たが、小山トロイは主役らしい 華はあったと思う。ただ歌がなぁ。。。長谷部、植木、シューはセリフとちりがあったし、 メインキャストは練習不足というか不慣れさが露呈してしまっている感じ。その中でメインでは ないものの本田ケルシー、西原ジャックはミュージカル経験も豊富だからか余裕が感じられ 目立っていた。大人の2人はミュージカルではあまり見ないが、特徴があってなかなか良かった。 キャラ的にはシャーペイが面白い役だ。ピンク衣装はキューティー・ブロンドを踏襲してるのか まさにそんなキャラ。何も考えてないような早口でしゃべる長谷部シャーペイは意外とハマリ役 かも。しかし、ライアンと双子という設定だったのかー。似てないけど。 曲は若者らしいナンバーが多くいい感じ。ソロよりもハーモニーが多くて歌うほうは大変だろう。 でもこういうのがミュージカルらしい。日本版フットルースにメイン曲から「みんなヒーロー」 なんてキャッチコピーが付いていたが、こちらのメイン曲は「みんなスター」。やっぱ同じ系統 って何かと似てくるんだね。歌だけでなくもちろんダンスにも重点が置かれておりいい。 ジャニーズ系ミュージカルには珍しくカーテンコールが充実。しかも、アンサンブルがメドレー のように曲を歌うというのがまた曲がいい証拠。しかし、歌われるのはほとんど主役の2人の 持ち歌だが、アンサンブルが歌った方がうまく聞こえるのが、、、。 まぁ、きちんと舞台的な発声が出来なくても若さとパワーだけで歌えるのも名曲のしるしか。
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