ウェディング・シンガー
日生劇場
 
 
       作詞:チャド・ベグリン     音楽:マシュー・スクラー 
脚本:チャド・ベグリン、ティム・ハーリヒ  原作:ニューラインシネマ製作同名映画 
  上演台本・訳詞:飯島 早苗   演出:山田 和也  演出助手:鈴木 ひがし 
    音楽監督:佐橋 俊彦    歌唱指導:北川 潤    指揮:塩田 明弘 
 振付:上島 雪夫   美術:大田 創   照明:高見 和義   音響:大坪 正仁
  衣裳:宇野 善子 ヘアメイク:立志 礼(スタジオAD)  舞台監督:廣田 進
  翻訳協力:佐伯 礼子、長谷川 真実  プロデューサー:岡本 義次、横田 優希 
      
      ロビー :井上 芳雄       ジュリア   :上原多香子 
      グレン :大澄 賢也       ホリー    :樹里 咲穂
      ジョージ:新納 慎也       アンジー   :ちあきしん
      リンダ :徳垣 友子       ロージー   :初風 諄 
      サミー :鈴木 綜馬       ドラマー・ジム:佐野 真吾 

奥山 寛、家塚敦子、小原和彦、岩譜汪子、KENTARO、大澤 恵、坂元宏旬、
樺島麻美、笹木重人、後藤 藍、佐々木誠、坂井朋子、田之内清章、史桜、前 恵治、
中村紗耶、安江友和、難波美妃、横沢健司、林 希、柳橋さやか、やまぐちあきこ 

         公演期間:2008年2月6日(水)〜2008年2月28日(木)  
          料金:S席12,500円/A席7,000円/B席4,000円 

  観劇日:2008年2月14日(木) 13時30分開演 2階C列19番(A席)

ブロードウェイで観たかったけど観れなかった作品。さすが東宝。いい時にやってくれた。
キャストはまぁ、このあたりが妥当かな。
主役の井上ロビー。活き活きしていてとても似合っている。ラブコメディなミュージカル
としては「ミー&マイガール」に続いて観たのであるが、慣れてきたせいもあると思うが、
こちらの方がだんぜん良い。終始、高テンションで押し切ったって気もするが。
上原ジュリアは音域厳しそう。セリフもなんか「小娘役を演じてます」て感じなんだよね。
周りがミュージカルベテランキャストなのと、話の内容がコメディだから逆に面白い感じ
になっているので、キャスティング的には成功なのかも。
鈴木サミーは世代違うのに友達好演。しっかり押さえていた感じ。カーテンコールも最後
から3番目の登場だし。歌は2幕にメインボーカル的な曲があったが、もっとたくさん歌
って欲しかったのが正直なところ。井上ロビー、初風ロージーと合わせてエリザベートの
3世代集合だ〜。宝塚では樹里ホリーもルドルフ、フランツだったし。
もう1人の友人、新納ジョージは甘い声が中性的?な役に良く合っていた。
大澄グレン。さすがにダンスはターンにキレあり。1985年が舞台ということで、現在
見た携帯電話やCDとかがいいネタになっており、うまく笑いをとっていた。

演出なのかストーリーなのかちょっと理解不明な部分があり。1幕ラストはなんでホリー
が歌うのかなー。さらに水かぶる必要あるのか。映画やブロードウェイ版もそうだったの
かもしれないけど不思議。いくらコメディでもわかりやすい丁寧さが必要。
クライマックスでロビーの気持ちがジュリアンに伝わる手段がそっくりさんのフライング
気味の言葉ってのもなぁ。ロビーの歌だけで気付くってパターンでも良かったのでは?
ラストからカーテンコールの盛り上がりはすごい。これぞミュージカル! ハッピー!
カーテンコールでブーケを投げる演出もいいね〜。たったひとつだしね。

セットでは横に動く車が大爆笑。2幕の飛行機もおもしろい。ラストシーンのセット上部
がマリッジリングになっているのも良い。

結婚をテーマにしたストレートなラブコメディで一般ウケもするし、曲もノリの良い曲が
多いし、ミュージカルらしいなかなかいい作品だと思うのであるが、客席は空席多い。
昨今の日本人の非婚化、少子化が関係してるのか?

踊る指揮者、さらにエスカレート。やりたい放題だなぁ。おもしろいけど。2幕に来てた
赤い上着はミス・サイゴンのエンジニアのじゃないの?

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