TITANIC
LUNT-FONTANNE THEATRE (NEWYORK)
5.APL.1998 15:00〜 K102 OACH $75
E.J. Smith John Cunningham William Murdoch David Costabile
Charles Lightoller Ivan Rutherford Herbert J. Pitman Matthew Bennett
Frederick Barret Brian d'Arcy James Harold Bride Martin Moran
Henry Etches Henry Stram Frederick Fleet David Elder
Robert Hichens David Rossmer Joseph Boxhall Sean McCourt
Joseph Bell Matthew R.Jones Bellboy Mara Stephens
Bandsman Matthew R.Jones,David Rossmer,Sean McCourt
Stewardess Michele Ragusa,Stephanie Park
<1st Class>
J.Bruce Ismay David Garrison Thomas Andrews Michael Cerveris
Isidor Straus Larry Keith Ida Straus Alma Cuervo
J.J Astor William Youmans Madeleine Astor Lisa Datz
Benjamin Guggenheim Joseph Kolinski Mme. Aubert Kimberly Hester
John B. Thayer Michael Mulheren Marion Thayer Robin Irwin
Jack Thayer Charles McAteer George Widener Scott Burkell
Eleanor Widener Jody Gelb Charlotte Cardoza Caitlin Clarke
J.H. Rogers Sean McCourt The Major Mattew Bennett
Edith Corse Evans Mindy Cooper 他5名
<2nd Class>
Charles Clarke Don Stephenson Caroline Neville Judith Blazer
Edgar Beane Bill Buell Alice Beane Victolia Clark
他4名
<3rd Class>
Kate McGowen Jennifer Piech Kate Murphey Kate Suber
Kate Mullins Emily Loesser Jim Farrell Clarke Thorell
他18名
Frank Carlson Scott Burkell
んー、なんと言ったら良いのでしょうか。良くもなく悪くもなく賛否両論がよく
わかります。さきほど観たばかりの1776と同じPeter Stoneの脚本でした。
音楽はいいですね。映画よりは。さすがミュージカルだけのことはあります。
以下は、特に気になった点(文句?)だけを書きます。
子供がカンパニー大合唱の最後に走ってきて船のおもちゃを高く掲げますがなんで、
ヨットなんでしょうか? すごい不自然ではないですか。
しかも、冒頭と最後に2度あります。ここはやはり、タイタニックのおもちゃ
じゃないと。せめて冒頭だけでもタイタニックおもちゃでタイタニックの人気や
これからの航海の期待感を表した方が素直でいいと思います。
沈んだあとにヨットを掲げるのも客船よりもヨットが良いぞというオチ(?)を
連想するようで好きじゃないのですが・・・。
といっても、タイタニックおもちゃじゃないですが模型がいろいろな場面で
使われてしまっているのでいまさらあっちもこっちもタイタニック模型というのは
つまらなくなってしまいますね。
タイタニックの模型(小さい方)は冒頭と最後に効果的に使われていますが、
これはいい使い方です。(大きい方)は模型としてではなく1幕ラストに真っ暗な
夜を航海していくタイタニックそのものとしての登場ですが、若干、客席から歓声
(笑い?)が起こりました。確かにあそこで出てくるとオドロキですね。
私としてはもっと大きくても良かったのですが・・・・・。
セットは最悪でした。船のセットなんだからもっと豪華な内装にしてほしい。
沈没することを知らせるために船員が乗客を部屋まで起こしに行くのですが、
客室のドアがならんでいるところまでは良い。しかし、ベニヤ板に色つけたような
ペラペラの変なドアと壁。開け閉めするたび壁が揺れるし、もっと重厚にできないの
かなー。避難するときに通るだけですが、グランドサロンってあの大階段や彫像が
あったところでしょう。なんか変な書き割りに影がつけてあって全然豪華客船には
見えなかったです。大階段くらいは使わなくても実物を作ってほしい。
あと、燃料(石炭)を炉に入れながら歌う長いナンバーがあるのですが、炉に入れた
ときに若干の炎は上がるもののとても大客船の燃料炉には見えず、ただの工事現場
のように見えます。
あと、キャストの中でベルボーイが女優なのは気になりました。何故?
それからキャストはそれぞれの本役の他に別の等級の船客シーンでアンサンブル
を兼務してますが、明らかに「あっ、さっき○等にいた人が何故?」という感じに
なってしまいます。これは衣装とかメイクが悪いのでしょうか?
(これくらいはミュージカルでは差し引いて観るべきないのでしょうね。多分。)
豪華客船を舞台にしたにしてはやはり視覚効果として生かしきれてなかったように
思えます。その歴史物語(史実)と音楽でもっているといったところです。
映画の方も私は好きになれないのですが、その理由はミュージカルと逆で視覚効果
とラブストーリーでもっている感じがして歴史物語(史実)として生かしきれてない
といったところです。双方の脚本を交換したら私好みの両作品になるかも。
余談。
劇場建物に入ったところ(ボックスオフィスのあるところ)の壁紙が例の乗客名簿
ですが、3等乗客だけはMrとかMrsとかついてないのですね。1等乗客は結構
助かったと思いきやMrとついている人はほとんど助かっていません。
エピソードにもある、いさぎよくきまりに従う誇り高き紳士はたくさんいたのです。
2等にはMrもまばらに助かっています。紳士と違い最後の最後まであきらめなか
ったのかもしれません。将来ある若い人が多かったのかもしれません。
助かった日本人Hosono Masabumiさんは2等船客でした。
もっと余談。
私、G.W中に客船旅行をしてしまいました。
航海中は船上(某日本船籍の客船です。)でもタイタニックブームを意識してBGM
(映画の方)なんか流していましたが、私は夜の真っ暗な海を前にこのミュージカル
曲を口ずさんでいました。やっぱいい曲です。
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