RENT

              NEDERLANDER THEATRE  (NEWYORK)


              19.MAR.2006  14:00〜   BB5  ORCH L   $20.00

 Roger Davis       TIM HOWAR           Mark Cohen             MATT CAPLAN
 Tom Collins       DESTAN OWENS        Benjamin Coffin III    D'MONROE
 Joanne Jefferson  KENNA J. RAMSEY     Angel Schunard         JUSTIN JOHNSTON
 Mimi Marquez      KARMINE ALERS       Maureen Johnson        HAVEN BURTON
 Mark's mom & Others        KAREN OLIVO
 Christmas caroler & Mr.Jefferson & Others     MARCUS PAUL JAMES
 Mrs.Jefferson & Others     FRENCHIE DAVIS
 Gordon & Others   LUTHER CREEK        Steve & Others         ROBIN DE JESUS
 Paul & Others     SHAUN EARL          Alexi Darling & Others MAYUMI ANDO

ブロードウェイでは初のブレークスルーシート観劇。最前列でも左端だったので違う角度で
観れて良かった。MarkとJoanneが準備するMaureenパフォ用のPAがドカッと目の前にあって
邪魔だが、斜めを向いてRogerとMimiが重なるシーンなどがちょうど正面になり新鮮であった。
Angelの死の場面はブレークスルーシートだと手が泳いでいるくらいしか見えなかった時も
あったが、この角度なら難なく見えた。

やはり感動する作品である。最近、いい音楽で泣けるようなミュージカルが少ないのであるが
やっぱミュージカルにとって音楽が占めるウェイトは高い。RogerがMarkから離れサンタフェ
に行くあたり(What You Ownの前)は単体としての曲があるわけではないが、セリフが曲に
乗っていて、挫折して遠くにいくRogerとホントは行かせたくないのに怒鳴ってしまうMarkの
複雑な気持ちがガンガン伝わってきて良かった。

4年前に観て以来のブロードウェイ公演だがキャストはほぼ入れ替わり。MAYUMI ANDOが唯一
残っているだけだと思われる。Mark役のMATT CAPLANは文京シビックホールの来日公演の時に
同役で観ているはずだが印象にない。高校球児のような短髪なのだがこんな感じだったっけ?
Roger役のTIM HOWARは顔は小顔でイケメン少年っぽいが、低い声になるとかすれ気味になる
ものの怒声が爆発しドスが効いていて迫力がある。2幕でMimiに怒鳴り歌うところはMimiが
思わず身を引いていたが、あれは演技でなくて素かも。Mimiは代役だったが、やはり低い声は
かすれ気味。Rogerとのデュエットの時などはちょうどいいバランスだ。
CollinsはメガネをかけていたがこういうCollinsは初。いろいろ人によってバリエーション
があるのだろうか。まぁ、インテリ(哲学者)っぽいし、Benyと区別もつきやすいしね。
アンサンブルのLUTHER CREEKは生まれて初めて観たRENT(トロント)の時のRogerだ。98年
のことなのでもうほぼ10年経つ。現在もRogerのアンダーにはなっているようだが、さすが
にこのカンパニーの中では長老組に入ってしまう。自分的にはかなり衝撃的な初Rogerだった
ので是非また観てみたいものだ。KAREN OLIVOはBROOKLYNに出ていた時に観たがRENTに戻って
きたとのこと。MiMiのアンダーなようなので、こちらもMiMiで観てみたい。Seasons of Love
でソロを歌っているFRENCHIE DAVISはHAIRSPRAY出演中のDIANA DeGARMOと同様「American 
Idol」出身とのことで時々記事を見かけたりする。アメリカでは認知度が高いのだろう。

客席は結構な入り。一時期は減って楽に買えた時期もあったけどやはり映画効果なのか。
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