RAGTIME
FORD CENTER FOR THE PERFORMING ARTS (NEWYORK)
7.APL.1998 20:00〜 G8 ORCH $76.00
Coalhouse Walker Jr. BRIAN STOKES MITCHELL Tateh PETER FRIEDMAN
Mother MARIN MAZZIE Sarah AUDRA McDONALD
Father MARK JACOBY Emma Goldman JUDY KAYE
Harry Houdini JIM CORTI Booker T. Washington TOMMY HOLLIS
Evelyn Nesbit LYNNETTE PERRY Younger Brother STEVEN SUTCLIFFE
Henry Ford LARRY DAGGETT Grandfather CONRAD McLAREN
Willie Conklin DAVID MUCCI J.P Morgan MIKE O'CARROLL
Sarah's Friend VANESSA TOWNSELLCRISP Little Boy ALEX STRANGE
Little Girl LEA MICHELE Little Coalhouse LANDEL THORMAN
このミュージカルのキャッチコピーのひとつ(というか某新聞社の批評)が
「今世紀最後の偉大なミュージカル」というわけで、まさにその通りである。
まだ、今世紀最後というには一年あるけれど、今までいくつかのミュージカル
作品をご覧になった方は今世紀のミュージカル集大成として是非観ることを
お勧めします。・・・・というか、他作品と似たシーンが少なからずあると
いうのも集大成なのですが・・・・。それを引いても結構感動ものです。
まず、登場人物の設定もさることながら、きっと人生で逢う事もないだろう
と思える人物同志が織物のように絡みあって物語を構成しているのは見事です。
(運命という人の力ではどうにもならないものが主役なのでしょうか?)
それがアメリカの歴史(実在人物)とも合わさってドラマ性をより高め、
きっとその時代に生きた人を家族(例えば祖父とか親とか)に持つ人にとって
はたまらないでしょうね。
また、観客は複数の人物のすでに決められた出会いやすれ違いの人生をスピー
ディーに見せられるという未だ経験したことのない視点で物語を観ることに
驚きます。それは、もしかしたら神の視点というものかもしれない。
このミュージカルはストーリー的には日本でやっても十分に受け入れられると
思います。フランスの大河ドラマ「レ・ミゼラブル」が受け入れられるくらい
ですから。原作のネームバリューでは負けますけれど。
しかし、ストーリー的と書いたのはやはり日本人キャストでは限界があると
いうことでして海外キャストとオール日本人キャストでは雲泥の差があるだ
ろうと予想されます。まー、FORDの問題もあるし、日本での上演は結構難しい
でしょうね。
劇場で配られるのがPLAYBILL ではなくて SHOWBILL というのは不思議です。
劇場は一角にお土産コーナーがあって結構グッズが売っていました。
他の劇場のお土産売り場は大体カウンターのみなんですが、ここはちゃんと
ミニショップのようになっていました。中でもぱらぱらマンガ(と言っては
いけないですね。ムービングピクチャーです。)も売ってました。
アンコール後にやはり、EFAの挨拶(Tateh)があってロビーで募金を
募ってましたが、Emma Goldman役のJUDY KAYEがいきなりHappy Birthdayの
歌を歌い始めました。募金した観客の一人が誕生日だったようでねだった
ようです。アカペラ、生声で熱唱。結構、拍手が沸きました。
それから、チケットを前日に窓口で買ったのですが、5曲入りの非売品
カセットテープをもらいました。RCAビクターのCDのPR用テープの
ようで冒頭にアナウンスが入っていて曲も短いです。
もう、いたれりつくせりのミュージカル。
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