RADIO CITY
           CHRISTMAS SPECTACULAR
             CELEBRATING 75 YEARS

             RADIO CITY MUSIC HALL (NEWYORK)


                29.NOV.2007  14:00〜    H501  3RDMZ5   $40.00

                    Santa Claus     CHARLES EDWARD HALL

今まで7年連続で観てたのに昨年は観れず。そして今年。去年からなのかそれとも今年が
75周年アニバーサリーだからか、今までとはガラっと構成が変わった。変わりすぎ。
演出&振付はLINDA HABERMANとなっている。サンタ役俳優はずっと同じ。よく続くなぁ。
メインスポンサーもJPMORGAN CHASEからNorth Fork Bankに変わったようだ。

オープニングは演奏とコーラスでスタート。その後、今までラスト近くだったRockettes
がトナカイになってソリを曳くシーンがいきなり。これからニューヨークに行くサンタの
ソリを曳いていくって感じ。(Scene1)
次が今まで通りの3Dアニメでラジオシティに向かう。アニメはちょっと長くなったかも。
白クマが雪を投げてきたり、今まで通りプレゼントの箱が2、3ソリから落ちたり、3D
の立体映像効果が活きている。(Scene2)
ラジオシティにサンタが着いて普通に舞台横から登場。観客に挨拶の後はまたRockettes
が登場。タップが中心の曲を踊る。(Scene3)
続いておなじみのTHE NUTCRACKER。だいぶシンプルになってしまった感じで、好きだった
パンダ自転車がカット。わー、これは残念。それにしても今年のClaraさんは細いなー。
ダブルキャストだから名前はわからず。(Scene4)
次もおなじみのWOODEN SOLDIERS(Scene5)で、その次から今までなかったシーンが続く。
舞台上にはダブルデッカーのバスが登場。やはりRockettesが出てきてバスに乗り込んで
ニューヨークの市内観光へ。背景の映像が効果的。セントラルパークに着くと毎年恒例の
アイススケーターが登場。今までのバージョンだと何度か登場するが今バージョンは全編
通してこの1シーンだけ。スケートリンクも小さくなってオケピの位置ではなくなった。
あの演奏してるオーケストラがピットごと後ろにすべって移動し、その下からせり上がる
リンクが超ダイナミックだったのになぁ。その後はタイムズスクエアへ。看板やネオンが
実際とはだいぶ違うのでリアル感なし。スポンサーの関係だね、きっと。(Scene6)
ニューヨークの街角で新キャラクターの少年2人PatrickとBenが登場。サンタと会話する
がPatrickの方はサンタが本物とは信じない。だったら、、、とサンタの分身がたくさん
出てきて恒例の96人サンタ。背景映像がバージョンアップした。それでもまだ信じない
Patrickに最終手段(?)に出るサンタ。2人をサンタのおうちにご招待〜、ってわけで、
3人そろってピーターパンみたいなフライング〜。舞台と客席に雪も降り、ニューヨーク
からNotrth Poleへ。冷静に考えると誘拐じゃないか、これ。(Scene7)
で、いつものNotrth Poleのシーンでサンタ夫人が登場。Elvesも登場、、、なのだが4人
しかいない。だいぶ人員削減された。なのでここでもRockettesが活躍。ピエロ衣装で箱
を使って「MERRY CHRISTMAS AND HAPPY NEW YEAR」ってなるやつ。最後にPatrickが納得
したのかわからないがひとまず話は終了。(Scene8)
つづいて昔のCHRISTMAS SPECTACULARの映像のダイジェストが映されて、75周年の歴史
を振り返るメモリアルシーン。(Scene9)
次もRockettesの見せ場で階段状の所から登場しフィナーレ。宝塚みたい。(Scene10)
そしておなじみの「THE LIVING NATIVITY」。一応、今回はPatrickとBenが読んでいる本
という設定になってるみたい。動物も健在だし、内容もいつも通りなんだけどやたら短く
感じた。多分カットされてる。あっという間で厳かさにじっくり浸る余裕はなかったけど
歌(コーラス)も付いて、なによりも背景映像がすごい!(Scene10)
今まではこれで終わりだったが、ナント!カーテンコールが。ないのに慣れちゃってたの
でこれは驚き。この演目ではありえない、他ミュージカルと同じ普通のカーテンコール。
ただ、観客には入場時に75周年記念ロゴ入り「魔法の杖」型ミニライトが1人1本ずつ
配られていた。これを振るためのカーテンコールだったのか〜。

総じて今回のバージョンは、既存のシーンは単調になり、Rockettesが中心になった感じ。
そして、映像の進歩がすごい。スタッフにLED Video DesignとかLED Art Directorなどと
クレジットされてる人がいるのでそのあたりの技術か。
個人的にはカーテンコールは不要で、THE LIVING NATIVITYの幻想的な余韻のまま終わり
たかった。慣れちゃったからかな。
新バージョンだからかストの影響か、チケットはSold Out公演が多く人気が高いようだ。

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