MARY POPPINS
NEW AMSTERDAM THEATRE (NEWYORK)
1.DEC.2007 20:00〜 B32 BALC $30.00
*Mary Poppins CATHERINE WALKER Bert GAVIN LEE
George Banks DANIEL JENKINS *Winifred Banks MEGAN OSTERHAUS
Jane Banks LILA COOGAN Michael Banks HENRY HODGES
Mrs. Brill JANE CARR Robertson Ay MARK PRICE
Miss Andrew RUTH GOTTSCHALL *Katie Nanna PAM BRADLEY
*Bird Woman ANN ARVIA Mrs. Corry JANELLE A. ROBINSON
Bank Chairman MICHAEL McCARTY Neleus BRIAN LETENDRE
Policeman COREY SKAGGS Park Keeper JAMES HINDMAN
食器、時計、燭台などのモノとか、野生動物、鳥とか、人魚、魚とかを人間が演じるのが
多いディズニーのミュージカルにおいて、ちゃんと人間の姿をした登場人物ばかりという
のはAIDAに続き希少ではないだろうか。
主人公は魔法使いであるから、いろいろなところでマジカルな小技が使われており、この
作品の見所になっている。さらに魔法シーン以外でも、舞台芸術ならではの視覚に訴える
ビックリアイディアが盛り込まれている。凧上げ、人間銅像も面白いし、逆さ吊りタップ
は超キョーレツな印象シーンだ。そして、空からやってくるという飛べる主人公と言えば
フライングシーンがあるだろうと誰もが予測するものの、ラストシーンにのみ持って来る
のはお待たせ感が高まり感動度100倍である。しかも、客席上をゆっくりゆっくり進ん
でいくのが良い。
本日は代役が多い公演だった(*印が代役)。Mary Poppins役のCATHERINE WALKERは歌も
ダンスも良かったが、やはりBertの方が動きが手馴れていたのは確か。2人となるとMary
の方はちょっと押されている感じ。
あとは子役が健闘。全編通して話の中心となっているし出番も多い。夜遅いし大変だなー。
名曲がいくつかあるが「Chim Chim Cher-ee」は冒頭など至るところで何度か繰り返され
ており、やはり印象的。3拍子(8分の6拍子?)の心地良いリズムをセリフ調に崩して
たりいろいろな歌い方で情緒が出る。「Supercalifragilisticexpialidocious」も1幕の
終盤の、いわゆるディズニー・ミュージカルではおなじみのポジションにある盛り上がる
ナンバー。
ダンスも見応えがある。特に群舞の細かい動きが。振付家は2人が関わってるようだが、
やはり共同演出も兼ねているMATTHEW BOURNEの力なのか。それともSTEPHEN MEARの方か。
やはり、舞台の開口部の高さが気になるが、日本なら絶対に劇団四季向けだ。この高度な
ダンスもきっと揃いそう。タップもあるし、「Crayzy for You」みたいなレパートリーに
なると思う。
販売されているグッズはあまりないが、傘があるのはいい。これで飛べるかも〜。あと、
「Supercalifragilisticexpialidocious」Tシャツもいいなぁ。結局どれも買わなかった
けど。ドリンクのカップはThe Little Mermaidと同様にロゴ入り土産用タンブラー。
あと、この劇場って来るたびにきれいになってるなー。「The Lion King」をやるために
ディズニーが買った時はボロボロだったそうだが。
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