The PHANTOM of the OPERA
PANTAGES THEATRE (LOS ANGELES)
29.OCT.1998 20:00〜   A105 ORCH $49.25(Will Call) The Phantom IAN JON BOURG Christine Daae MARIE DANVERS Roul RICHARD TODD ADAMS Carlotta PATRICIA HURD Monsieur Andre GLENN WHITE Monsieur Firmin CHIP HUDDLESTON Madame Giry LEILA MARTIN Ubaldo Piangi LARRY WAYNE MORBITT Meg Giry JENNIFER DAWN STILLINGS Monsieur Reyer JAMES ROMICK Buquet MICHAEL McCOY Monsieur Lefevre ROBERT HILDRETH ロサンゼルスといってもリトル東京とかがあるダウンタウンではなくて、ハリウッド、 そうあのサンセット大通りの一つとなりのハリウッド大通りの端っこにある劇場が この劇場である。さすがにハリウッドは車中心社会なのか劇場の向かいには大駐車場 があって皆さん車で観劇に来るのです。そして劇場の前にはSUBARUの車が展示して あったりしてさすがは車社会。劇場に入ると赤い絨毯のロビーにもSUBARU車が展示 してあって驚いた。車が展示できるくらいなのでロビーは広く、2階に通じる階段も そのままマスカレードに使えそうな大階段である。客席数も多そうである。 そして、ここでもPhantomは代役であった。そのIAN JON BOURGは普段はAndre役を やっているそうですがそれなりにまだ若く見え、プレイビルの写真もPhantom役の方 が似合いそうな顔立ちである。そして、声は低い声は聞きづらいが、高い声が良く 聞こえる少年声がちょっと残っているといった感じでした。 そしてChristineが 好きでしょうがないという一途な思いを表現していたと思います。ドンファンの 勝利でフードを取られてからの間があり、しばらくどうしようか考えて指輪を渡す。 どうするのが一番いいのかその都度考えているようであり、最後も指輪を返しに 戻って来たChristineに対し、ひどいことをしてしまった自分を恥じ、最後は少し でもいい印象を与えようとしてもの凄く腰の低い態度を取る。手はもみ手をし、 指輪もすぐに受け取らずに持ってて欲しい仕種をする。しかし、自分はもう一緒 には居れない。早く一人にして欲しいという意思表示をし、一人でひっそりと Christineだけを思い続けてこれからも生くことが思われるPhantomである。 Christineがドンファンの勝利でPhantomだと気づいてからの動きが良くて結構 メリハリのある演技を見せてくれた。Roulはファントムの住処で首のロープを 切られた瞬間に反動で床に倒れこんでしまい、その分Phantomが早く一人にして 欲しいという感情の見せ場を作り抜群のコンビネーションだった。このドンファン の勝利からラストへの主役3人の動きのバランスがとても良かったカンパニーで ある。 わき役陣で気になったのが、AndreとFirminでどうもFirminの方がものすごく立場 が強い印象を受けた。マスカレードの前のシーンでも他の公演と動きや位置が 違っていたのもその一つである。また、些細なことですがマスカレードでの Carlottaの衣装が他公演とは違っていました。 このLOS ANGELES公演はすでに11月15日をもって終わっているようです。
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