The PHANTOM of the OPERA
MAJESTIC THEATRE (NEWYORK)
8.NOV.1999 20:00〜   ORCHC O114 $80.00 The Phantom DAVID GASCHEN Christine Daae ADRIENNE McEWAN Roul GARY MAUER Carlotta WREN MARIE HARRINGTON Monsieur Andre JEFF KELLER Monsieur Firmin GEORGE LEE ANDREWS Madame Giry LEILA MARTIN Ubaldo Piangi LARRY WAYNE MORBITT Meg Giry JOELLE GATES Monsieur Reyer RICHARD POOLE Buquet JOE GUSTERN Monsieur Lefevre KENNETH H.WALLER  昨年観たTHOMAS JAMES O'LEARY の後を引き継いだBW10代目のPHAMTOMである  HUGH PANAROは1年もたたずに離れてしまい(現在ツアー版のMARTIN GUERREを  やっている)現在のPhantomは HOWARD McGILLIN である。しかし、この日は代役。  PLAYBILLに一頁大の写真付きプロフィールが挟んであるところをみると最近加入  したんでしょうか。プロフィールによるとドイツ、スイス等の代役を渡り歩く世界  をまたにかける代役らしい。始まってみるとどうも声に違和感がある。おどし声や  Music of the nightの甘い声もいまいち。どうも低い声は苦手のようである。  その後でわかったが鳴き声や悲鳴などのちょっと高めの声は程よく高くていい。  Carlottaがイルムートの「おろかもの笑わせるわ」で声が出なくなると、Phantom  が高笑いしながら「わははは・・・・」と代わりに歌っているような感じに聞こ  えるところがおもしろい。演技はマスカレードの赤い死で階段を降りてきた後、  落ち場所を探しているのが結構気になる。これはかぶり物もしてるし慣れないと  大変ですね。ラストはちょっと紳士的。精神的に壊れていきつつもなんとか理性を  取り戻そうと努力しているようで人間性が垣間見れるPhantomであった。それでも  やはりショックは大きく放心状態のまま去って行ったので、人間不信?がさらに  深くなりこのまま隠れて余生を送るのだろうと想像してしまうPhantomだった。        Christineは最初は踊らず、遅刻してきて「Christine、しっかりして!」と言わ  れるバージョンだった。最近BWのChristineはベテラン化(高齢化?)していた  ので少し若返ったようでそういう意味でフレッシュである。  Roulはそれに対して好青年はちょっと通り越した感じで体格も良いので違和感が  ある。   Megは一幕のプリマドンナのシーンで支配人の机あたりで手紙を物色していた。一  バレリーナが支配人室に入れるチャンスってそうないもんね、と思わせる演出?  Piangiの死体を発見するのもMegだけでなく何故かアンサンブルのバレリーナと  2人で発見している。  セットで驚いたのは、なんとDaae父の墓の年号がなくなっているではないか。  ただ名前が書いてあるだけになっている。あまりにもみんなが歳計算したり、  他プロダクションと違ってるとか言うので無くした?
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