The PHANTOM of the OPERA 

         MAJESTIC THEATRE (NEWYORK)  20.MAR.1995  20:00〜

                           A14 ORCH15  $40.00

    The Phantom    DAVIS GAINES     Christine Daae   TRACY SHAYNE
    Roul           BRAD LITTLE      Carlotta         ELENA JEANNE BATMAN
    Monsieur Andre JEFF KELLER      Monsieur Firmin  JAMES ROMICK
    Madame Giry    LEILA MARTIN     Ubaldo Piangi    MAURIZIO CORBINO
    Meg Giry       TENER BROWN      Monsieur Reyer   THOMAS JAMES O'LEARY 
   Buquet         JOE GUSTERN      Monsieur Lefevre KENNETH H.WALLER


    さて、2日後のB.Wである。チケットは当日の朝、劇場で手に入れた。
 席は上手の端の方であるが前の方なので即決。サンフランシスコの舞台を観た
 直後なので滞在中の早いうちに観てみたかった。ほとんどの劇場の席は100番
 台始めがセンターである。この劇場の上手にはA席の前にAAとかBB列があった
 のでA列といっても最前列ではない。ORCH は一階、MEZZ が二階というのが通例。
 さて、この日は上手よりなので、シャンデリアの動きを真横からまじまじと観て
 いた。舞台上手が見にくい部分があったけど、流石は前の席。役者の表情などは
 バッチリである。やはり、怪人の歌はいい。加えて Christine も。Christineが
 オペラで男役(?)をやる時の姿。流石にスラリとした長い足は外人だなぁ。
 の一言。Christine がお遊びをする唯一のシーンかも。
 ただ、サンフランシスコ(S.F)と比べると演技(演出?)が大雑把と思える
 場面がいくつかありました。ちょっとダレているのかな? 7年目だもんね。
 Piangi が象に乗ってキメのポーズを取るシーン。S.Fでは刀が旨く抜けない
 コミカルなシーンを細かく演じてたのにB.Wはなんか拍子抜け。
  Carlotta の声が出なくなり Andreが観客をとりなしバレエに転換するシーン。
 Andre が慌てて反対側から出てきたバレリーナとぶつかりそうになるが、
 S.Fでは1人をよけて振り返るとさらにもう一人とぶつかりそうになる二重
 攻撃だった。さらに後ろに降りてくるバレエシーンの風景幕もちょっと早めに
 降りてきて床に幕下のバーがぶつかり「ガタン」と音を立てる劇場裏方の慌て振り
  までも表現していたのに・・・・。
 ともあれ、主役陣の力量に圧倒され舞台は終わり、カーテンコールでPhantom が
 出てきた時の拍手はそりゃ盛大なもので、日本でよくある「とりあえず拍手」
 なんかじゃなく、観客本心からの喝采の拍手であることを実感した次第です。

      日本のPhantomも早く観てみたい・・・と思った。
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