MUSIC MAN
NEIL SIMON THEATRE (NEWYORK)
          25.NOV.2000 20:00〜 1-1 STNDRM $20.00 Harold Hill CRAIG BIERKO Marian Paroo REBECCA LUKER Marcellus Washburn MAX CASELLA  Mayor Shinn PAUL BENEDICT Eulalie MacKecknie Shinn RUTH GOTTSCHALL   Mrs.Paroo KATHERINE McGRATH Charile Cowell RALPH BYERS Tommy Djilas CLYDE ALVES Zaneeta Shinn KATE LEVERING Winthrop Paroo MICHAEL PHELAN Amaryllis JORDAN PURYEAR Mrs.Squires ANN BROWN Ethel Toffelmier TRACY NICOLE CHAPMAN Maud Dunlop MARTHA HAWLEY Alma Hix LESLIE HENDRIX Ewart Dunlop JACK DOYLE Jacey Squires ANDRE GARNER Oliver Hix JOHN SLOMAN Olin Britt MICHAEL-LEON WOOLEY  このミュージカルってやっぱ「76本のトロンボーン」だけって感じがする。  メロディに関して言えば、バラードアレンジの「Goodnight My Someone」も含めて  1幕に3度、2幕に2度、カーテンコールと飽きるほどこのメロディが登場する。  それでもこの曲があれば、なんでも許せると思わせるほど作品にマッチしているの  はやはり良い作品だからなんだろう。満席立見あり。私も立見(1F最後列)で  観劇した。最後列席の背もたれに立見用番号が打たれているがそれにあふれた立見  の人(関係者?)もいたから結構な人気である。立見だからというわけではないが、  2時間50分という上演時間はちょっと長い。もっとスリムにならないかなー。  最初の電車のシーンなんかもう少しカットしても良いと思うけど。  多分これも長くなる要素だけれどこれがカットされたら意味がないSUSAN STROMAN  のダンスシーンであるが見どころは1幕に2度(76本、図書館)と2幕に1度  ある。図書館では戸棚の引き出しを開いて階段代わりにしたり、本を時間差でぱた  ぱた閉じて打楽器代わりにしたり小技も効いている。でも、やっぱCRAYZY FOR YOU  とキメが似ているんだよな。というか、セットもデッドロックの街とリバーシティ  の街って建物的にもそっくり。ストーリー的にも男が女に気があって、しかもウソ  ついていてバレるスリル感を下敷きにしている。デッドロックの街にいた若者3人  コーラスに対してこちらにはおじさん4人コーラスがいるし。  役者は全然文句なし。といった感じで、CRAIG BIERKOもREBECCA LUKERもいい味  を出している。TKTSには出ていないほどの人気はこの二人の力も大だと思う。  カーテンコールは秀逸である。いきなりトロンボーン(24本ですが、、、)の  大行進。ちゃんと役者(アンサンブル陣)が演奏しながらマーチングしているのは  圧巻!というか驚愕!といった方がいいかもしれない。CRAIG BIERKOはドラム  メジャー(指揮者)であり、指揮丈を元気に振っている。メインキャストは、  グロッケン、サックス、パーカッション等で登場し、バトンもいてかなり本格的な  ステージマーチングを見ることができた。最後にCRAIG BIERKO用のトロンボーンが  登場し、最初は遠慮したりカスった音しかでないものの、いきなりちゃんと曲を  吹き出すと拍手喝采! 役者って楽器の練習もしなくてはいけないのね。何をかく  そう私はトロンボーンを10年ほどやっていた過去があるので、あれだけ吹けるの  は容易ではないことを知っている。76本のトロンボーンも昔よく演奏したし。  懐かしい気分で見れたことや、また演奏してみたいともちょっと思ったりして、  終わってみれば満足感でいっぱいだった。
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