ＣＡＢＡＲＥＴ
STUDIO 54 (NEWYORK)

      26.NOV.2000  19:00〜 　TABLE134-4 $67.50(PLAYBILLoffer 25%OFF)

  Emcee           MATT McGRATH
  Sally Bowles    KATIE FINNERAN      Clifford Bradshaw  MICHAEL HAYDEN
  Ernst Ludwig    MARTIN MORAN        Fraulein Kost      CANDY BUCKLEY
  Fraulein Schneider CAROLE SHELLEY   Herr Shultz        DICK LATESSA
  The Kit Kat Girls  HEATHER LAWS,ALISON EWING,LINDA ROMOFF,
                     PENNY AYN MAAS,CANDY BUCKLEY,LAURA SHEEHY
  The Kit Kat Boys   MICHAEL O'Donnell,MICHAEL CURRY,
                     RICHARD COSTA,FRED ROSE
  
　これも実は苦手な部類。もちろん初見です。始まる前になんか凄いメイク＆衣装の
　人が舞台上を行ったり来たりしているのはThe Rockey Horror Showと同じ。
　楽器の練習したりしているし、この人達ってバンドの人達なのね、それにしても
　バンドもこんな格好させられて大変だ。と思っていたら、この人たちってバンドも
　やるし、踊るし、歌うし、The Music Manにも増してすごい人達とおどろいて
　しまった。しかもセットの片付けや小道具のセッティングもやっている。
　ただ、舞台の上部にバンドが陣取っているわけであるが、下で演技が展開されて
　いる時も上では出入りが結構あるので気になってしまい、あまり掛け持ちさせない
　で欲しいとも思った。
　さて、ストーリーはCABARETを舞台にした話にしては、かの地を訪れた普通の男を
　取り巻く話であるので、ケバケバしさはあまり感じない。老人組も結構登場する
　のであるが、ちょっと多過ぎるように感じ、せっかくの盛り上がりがトーンダウン
　してしまう。普通の男（Clifford）も登場シーンは多いが居るなら居るでもう
　ちょっと存在感が欲しい。やっぱSally Bowlesが活きるための作品なのだろうか。
　EmceeのMATT McGRATHは芸達者であるが芸がしつこい感じ。もともと誰がやっても
　こんな感じで芸や演技が仕込まれているのかもしれないけれど。顔がジム・キャリー
　に似ていて表情の動きもそんな感じであるので結構、役的には似合っていると思う。
　それにしても、ラストの終わり方って、なんか冴えないなー。現代的じゃないし。
　劇場がいわゆる酒場化しているので、テーブル席に酒を飲みながらの観劇というの
　が普通のスタイルなのかもしれないが、テーブル席はちょっと疲れる。プレイビル
　（SHOWBILL）を最後（退場時）に配布するのも酒場の雰囲気を壊さないためかも
　しれないが、少なくとも幕間にはチェックしたい。