MAN OF LA MANCHA

                 MARTIN BECK THEATRE (NEWYORK)

                  (Preview , Opening 5.DEC)
  

          26.NOV.2002  20:00〜   T19  ORCHO   $51.50(50%+$3)

  Don Quixote   BRIAN STOKES MITCHELL    Aldonza MARY ELIZABETH MASTRANTONIO
  Sancho        ERNIE SABELLA            Padre       MARK JACOBY
  Duke/Carrasco STEPHEN BOGARDUS         Governor/Innkeeper    DON MAYO
  Anselmo       BRADLEY DEAN             Antonia     NATASCIA DIAZ
  Housekeeper   OLGA MEREDIZ    Captain of the Inquisition FREDERICK B.OWENS
  Barber        JAMIE TORCELLINI         Tenorio     TIMOTHY J.ALEX
  Quito         ANDY BLANKENBUEHLER      Jose        WILSON MENDIETA
  Pedro         GREGORY MITCHELL         Onstage Guitarist     ROBIN POLSENO
 

 幕が開いてまず驚くことは、セットが大きくで大迫力。ライオンキングのプライドロックの
 ようならせん階段はノートルダム・ド・パリのようなアクロバット壁、シャンデリアなど。
 1階の前の方でなく2階席の方がセットの迫力は楽しめるかもしれない。
 それでもシャンデリアが揺れていたり、後ろの壁の動きがおかしかったりしたのは、やはり
 プレビューだからだろうか。まだ、操作の方が手慣れていないからかもしれない。
 セットは圧倒されても休憩なしの1幕ものなので、進行は一気にそれでいてあっさりして
 いるのであっという間に終わってしまったという感じである。キャストの数も少ない。
 
 主演のBRIAN STOKES MITCHELLの声がやはり良い。Ragtimeでも共演していた元Phantomの
 MARK JACOBYと二人で歌の担当はお任せ、といったところである。この作品の聞きどころで
 ある「The Impossible Dream」はもちろんショウストップ。この曲だけでもカーテンコール
 の総スタンディング状態もうなずける。SanchoのERNIE SABELLAはお笑い担当でコメディ系
 のツボを押さえていて人気者のようである。
 男優陣は頑張っているが、Aldonzaはちょっと声量が足りないような。日本では若手女優の
 キャスティングで注目されがちなAntoniaはこちらでは殆ど目立たないチョイ役扱い。
 
 曲(オーケストラ)については、スペイン系のリズム(曲想)だからしょうがないのかも
 しれないが、重厚なオーケストレーション(バイオリン系)が皆無であっさりと薄くて
 もの足りない。

 プレビューでTKTSに出ているがさすがに満席であった。(2F席は不明)
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