Ｌｅｓ　Ｍｉｓｅｒａｂｌｅｓ

　　　　　　　　　　　　IMPERIAL THEATRE (NEWYORK)


　　　30.NOV.2002  14:00〜　  A3  RMEZZ35   $35.00(BW Bucks Discount)

   Jean Valjean   J.MARK McVEY         Javert         DAVID MASENHEIMER
   Marius         KEVIN KERN           Cosette        SANDRA TURLEY
   Fantine        LAUREN KENNEDY       Eponine        DIANA KAARINA
   Thenardier     NICK WYMAN           Madame Thenardier AYMEE GARCIA 
   Enjolras       CHRISTOPHER MARK PETERSON
   Gavroche       ANDREW HOEFT         Young Cosette  CHRISTIANA ANBRI
   Young Eponine  ALEXANDRA ROSE SULLIVAN

ついにこの３月に終わってしまうLes Miserables。残念ですが１６年間お疲れさまと
言おう。多分、ラストになるだろう、観劇である。
チケットは１５年前の値段を再現したキャンペーンもやっているらしく、客席も満席
であった。

開幕して気付いたことは、テンポがやたら早い。冒頭の仮釈放されて働く所や司教との
会食のシーン、市長になった時、馬車が暴走して助けるあたりとかかなりハイスピード。
Young Cosetteの歌とかも早め。パリの地下道とかも。次の登場人物が早めに出てくる
こともあった。

さて、キャストの感想であるが、Jean Valjeanは今回もやせ型。海外には珍しいわけ
だけどどういうわけかＢＷでは代役も含め私はこういったやせ型タイプのバルジャンに
あたる事が多かったなー。それとも海外＝太めバルジャンは私の思い込みか。。。
Javert、声量がある方ではないが声の伸びがいい。Eponineはかわいい感じ。泣きながら
も笑顔がこぼれるかわいいタイプ。Fantineは死ぬ時、涙を流すほど熱演。
MariusとEnjolrasは並ぶと顔のタイプが逆。イメージ的には役を交代した方がいい。
Gavroche、海外では珍しく弾袋が上に届かなかった。

以前、Miss SaigonのKimをやっていたRONA FIGUEROAが少年役（ガミネット）をやって
いる姿も良い。Thenardierの宿屋では客として老婆をやっていたが、この老夫婦って
何だろう。旦那のじーさんはスカートをまくったり、人の酒飲んだりしてるが、
ばーさんはスカーフかぶってうつむいてリズムを取っているだけである。
司教はMontparnasseの役者がやっているのを見て、そうそう、ＢＷはそうなんだよなー、
と感慨にふけることもあり、閉幕を惜しみつつ、思い出深い観劇になりました。


＜補足＞
この時点では２００３年３月１５日閉幕予定でしたが、延長されて実際の閉幕は
２００３年５月１８日でした。

＜補足２＞
ところどころカットされてテンポが早くなったというのは事実で、ブロードウェイの
公演協会（？）の規定で公演３時間過ぎる場合は、残業代（？）みたいなのを払わない
といけないらしく、長期ロングランで維持コストを節約するためにプロデューサーが
ギリギリ３時間以内になるように苦肉のカットをしたというのが実情のようです。
「３時間１２分休憩含む」から１４分のカット。休憩時間がPLAYBILLの記載を比べる
と１５分から１２分に変わっているから本編は１１分カット？