Notre−Dame de Paris
DOMINION THEATRE (LONDON)
  11.APL.2001 19:45〜  STALLS S1 £20:00(50%+£2.50)   Esmeralda DANNII MINOGUE Phoebus DEAN COLLINSON(?) Quasimodo IAN PIRIE(?) Frollo MIKE DYER Clopin ROHAN RECKORD Gringoire JOHN PARTRIDGE(?) Fleur-de-Lys KATE PINELL(?)  Esmeraldaはポスター、広告などで写真がバーンと出ていて「DANNII MINOGUE in Notre-Dame de Paris」なんて大々的に宣伝されているDANNII MINOGUEで、Frollo  とClopinは代役とわかったが他の役が誰だったのか確信もてません。  キャストボードはあったのだろうか。大きな劇場で中2階にバーカウンターじゃなく  イスが置いてある喫茶店(?)みたいなのがあるようなところなので劇場は広くて  良いのですが本日のキャストくらい掲示して欲しいなー。  曲はなぜか事前にCDを入手していて知っていたのでわかっていましたが実際に  舞台を見ながら聞いてみると印象度が数百倍アップ。結構名曲揃いです。  そして舞台はアクロバット全開。これはスゴイです。ロッククライミングや宙吊り  はもちろん、宙返り、ブレイクダンスなど次から次へと惜しげもなく見せまくり。  器具(?)なども使っているので、鐘、フトン、スノコ、鉄柵・・・などそのまま  新新体操としてスポーツ競技にでもしてしまいたくなるような演技も見せています。  Esmeralda役のDANNII MINOGUEはこの人ありきのように宣伝されているわけですが、  小柄なもののしっかりと舞台に溶け込んでいてそれでいて突っ張った演技から  感傷的な所まで巧みる演じわけていました。  Quasimodoはかなりのかすれ声ですがこれは役作りなのだろうか。Quasimodoの  キャラクターにはよく合っており、歌としても聞けないわけでもないのでこれでも  良いのですが。  他のキャストも全体的に歌は頑張っていますが歌うには難曲揃いですね。Phoebus  はかなり限界に近いようでした。代役が2重構造でスタンバイされているのも  わかる気がします。半分以上代役なんてことも充分あり得るでしょう。  ストーリーも曲も照明も暗いのですが歌とダンス(なんだよね。やっぱ)迫力は  抜群です。  オケピットにオーケストラがいない。オケピットは2箇所ほど出入りできる階段に  なっていてキャストの出入口の他、いらなくなった小道具の投げ捨て場でもある。  音もスピーカーから聞こえてくるので本編は録音だと思われるが、プログラムには  ORCHESTRA欄に6人のメンバーが記載されている。その6人(Violin*2,Viola,Cello, Flute,Harp)は実は幕間に中2階のロビーでこのミュージカルの曲を生演奏をして  いるメンバーであり、この演奏が弦楽調で高級感があり実に心地良い。  カーテンコールの後は、GringoireがEmsenbleの一人を呼び寄せて、冒頭曲の一部を  歌わせる趣向になっており、その人がGringoire役の勉強中なのか、それとも今日で  オサラバなのか、単にランダムに選んでるのか、実にアットホームな雰囲気でした。
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