ＴＨＥ　ＫＩＮＧ　ＡＮＤ　Ｉ
LONDON PALLADIUM THEATRE (LONDON)
　          12.APL.2001  19:30〜 　 STALLS S3   £19.25(50%+£2.50)

　Anna Leonowens     ELAINE PAIGE      The King of Siam    PAUL NAKAUCHI
  Lun Tha            SEAN GHAZI        Tuptim              AURA DEVA
  The Kralahome      HO YOI            Lady Thiang         TAEWON YI KIM     
  Sir Edward Ramsey  ROBIN KERMODE     Captain Orton       RICHARD AVERY

　LONDONにいるはずなのに舞台上はもうアジアンテイスト満載。というかこの劇場は
　舞台自体も大きくセットも豪華絢爛、まさにタイ王国の宮殿という感じである。
　キャスト数も子役をはじめかなりの数を擁し、そして主役にはELAINE PAIGEと、
　かなり投資された舞台と見受けられた。
　ELAINE PAIGEは当然出てくるだけで拍手喝采。当然、歌もうまい。それを見通して
　かそれともそれに感化されてか他の主要キャストも歌のうまい人が揃っている。
　音量を下げているためか歌声がスピーカーからではなく舞台上からほとんど肉声と
　いう感じで聞こえてくるのも気合が入っています、という感じ。
　アンサンブルキャストは全てアジア系（主に中国系？）と徹底していてその中に
　日本人も３人いる。劇中劇UNCLE THOMASでは主役（？）のELIZAをはじめ主要
　キャストを独占していた。King役のPAUL NAKAUCHIも名前からして日系人だと思う
　が生まれも育ちもLos Angelesで主にアメリカの舞台に立っていたそうで、背も高く
　甘いマスクのなかなかイイ男である。
　物語としてはもう感想も何もないが、ミュージカルタイトルよりも有名な曲である
　Shall We Dance? までが異様に長く感じた。それでいてアッサリ終わってしまう
　のである。また、最近の日本版だとカーテンコールでちょっと踊ったりもしたが、
　それもなく淡々と終わってしまったので盛り上がりには欠ける。
　歌、キャストの質は高くも毎日ハーフプライスに出ているので、そろそろ・・・と
　いう感じもあるが、５月２４日から主役コンビが交代しリフレッシュするらしい。
　ちなみにAnna役はJOSIE LAWRENCEだそうです。
　この他にもこの劇場はちょっとしたイベントも多く、バックステージツアーも
　もちろんのこと、休演日を利用してのガラ・コンサートとかELAINE PAIGEの出ない
　日に一日だけ誰かをAnnaに呼んで公演するなどの企画も盛んなようです。